12月21日の日記です。
今日は朝からずうっと雪が降ってます。
朝はぼたん雪だったのが午後から粉雪になりました。
そんなに積もってはいないけど、外は一面の銀世界です。
いよいよ本格的な冬なんだなあ・・・。
と思うと気が滅入ります
そんな日曜日、手に入れたピクトアップとCUTを読んでました。
ピクトアップの対談は相変わらず面白いですね~。
CUTのインタビューも言葉は違うけどピクトと同じようなことをしゃべってます。
とっても興味深い話をしてます。
ここから先は、
単にミジンコが感じたことの整理と記録にすぎなくて、
だから、くどいし長いので
読まなくてもいいですよ~(笑)
でも、
ヒマだしさあ~、
読んでやってもいいよ~、
という方はどうぞお読み下さいまし o(_ _)oペコッ
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今回のピクトアップ松ケントークのお相手は
「自由人 高橋 歩」さん。
22歳で仲間とバーを始めて、やめた後は本を書きたくなって出版社作って、
今は、「旅人、作家、経営者、父親、夫、さまざまな顔を持つ自由人」だそうです。
ケンちゃんのお友だちが「歩さんの本のお陰でここまでこれた」って言ってて、ケンちゃんに歩さんの本をいろいろプレゼントしてくれたらしい。
その他にも名言集とか言葉のメッセージを扱ってる本をプレゼントしてくれる人が多くて、
ケンちゃんは、
読むと確かにすごく良くわかる。
でもこれは答えだな。
答えに至るまでの説明というか過程がないな。
って思ったらしいです。
それで、高橋 歩さんとお話していろいろ聞いてみたかったんでしょう。
いい言葉だけ知って、わかった気になって、
自分の経験がそこについてきてないことが、
すごく怖いなあと思ったんです。
僕自身、経験が少ないし、周りも見れてないから。
って言ってます。
ちゃんと、自分の若さを知ってるんだなあ、って安心しました(笑)
自分に足りないのは何なのかを知ってる人は天狗にはならない。
たとえ一時期なったとしても、自分で天狗の鼻をへし折るすべを知ってると思う。
ケンちゃんがどんなに売れっ子になっても、礼節を失わずにいてわたしたちファンを感激させてるのはそのせいもあるんでしょうね~。
いい子だなあ。ケンちゃん
ずーーーとこのまま、蓬田村の黄金の稲のように頭を垂れることを忘れないでいて欲しいと、思ったのは老婆心というものね(笑)余計なお世話だね
たぶん、お芝居をやる上でケンちゃんが今一番欲しいものは「経験」なんだろうなあ。
今年の前半くらいまでは、それで何だか焦ってたようにも見えたし、もやもやと言葉にできない何かにからめとられてもがいてるようにも見受けられた。
でも、今はすごく落ち着いてるみたい。
欲しくて欲しくて手に入れたくても絶対に手に入れられないことへの諦めがついたみたいな、ね。
諦めって言うのはなにかネガティブに聞こえるけど、実はそうじゃないんですって。
「諦観」という言葉があるように、「諦める」って言うのは「明らかに観る」ということなんだそうです。(ミジンコのとうちゃんの法事の時に和尚さんが言ってた)
「明らかに観る」ってことは、事実を事実としてそのまま過不足なく受け止めるということなんだそうです。
こうして言葉にすると簡単ですけど、いざ、自分のことを思い返してみると、これがなかなかどうして一筋縄ではいきません。
ある種、欲望との闘いなのでね(笑)
もやもやグルグル同じ所を周っては頭を抱えて胸をかきむしりとんがったりへこんだり、大変です。
でも、その大変さを経験すると、同じ言葉を使っていても当人にとっての意味は全く違うものになる。例え、受け取る相手が今までと同じ意味だと受け止めたとしてもね。
ブレなくなる。
中心が定まってくる。
パニックに陥ってたとしても揺らぎの幅が小さくなって落ち着いてくる。
諦める、って、本当はそういうことらしい。
だから、ケンちゃんがこんなに落ち着いてるのは、
いろんな意味で「諦めること」を受け入れたんだろうなあと思った。
こんなに向上心の強い人だから、それは人並み以上に大変だったと思うけど。
以前Men's Joker(だったか?)のインタビューで
「ロボは僕にとっては神様みたいな人ですから。
全てを許せる力を持ってる。
子供の心を持ちつつ、受け入れる事、あきらめることができる。
またそれは、ちゃんと自分というものを持っているからこそできることであって・・・
まだ全然そこには行けてないですけど
『ああいう人がいるから希望が持てる』と思われる人間になりたいです、自分は」
って言ってたけど、
ケンちゃんは確実にそこへ近づいてるみたいですね~
大人になりながら子供の心に戻ってる。
プロフェッショナルになりながら素人の心を取り戻してる。
まさしくロボじゃないですか
ロボは決して、子供のまま大人になった人じゃないですもん。
大人になりながら子供の心を保ち続けてるのがロボ。
いろんな事を知ってて、いろんな思いを経験して、尚、イノセントなのがロボ。
だからロボはダイヤモンド
なんだ。
今回の対談では、すごく興味深いことを言ってます。
歩さんが
科学者から聞いたんだけど、
脳の仕組みとしても、人間っていうのは
やったことないこととか、これ、できねえかもってことに直面した時に、
ブスブスって回路が生まれるんだって。
大事なものなら、ぶっ壊したって残るじゃん。
と、言ったのを受けてケンちゃんが言ったことが面白い。
僕らって、一つのキャラクターを撮影中は生きてるけど、
終われば死ぬ。
作って崩すの繰り返し。
だからと言ってゼロになるわけじゃなくて、何かが残ってる。
でも、それが何なのかは自分ではわからないし、言葉にもできないんです。
今年の初めだったか、ミジンコはあるドキュメンタリービデオを見る機会がありました。
俳優 Mさん(松山ケンイチではないよw)の舞台稽古のドキュメントだったんですが、それはミジンコにとってすごく衝撃的なものでした。
その中で、演技指導の方がMさんにこんなことを言ってたんです。
いろんな役をやるって言う事は、毎回新しく生まれて、生きて、死んで、
次の役でまた新しく生まれて生きて死んでいく。その繰り返しです。
でも、死んでその役がいなくなっても、その役が生きていた輝きというものは
役者の中に積み重なっていくんです。
役者というのは、たとえばMさんの今の人生を生きながら、
何度も何度も生まれ変わっているようなもの。
言わば、生きながら輪廻転生を体験しているようなものなんです。
普通の人には叶わない体験をしていけるっていうことなんです。
けれども、役を生きて死んだあとにMさんの中に残るものは
どのくらい真摯にその役を生きたかによって全く違ってしまう。
そのことをじっくり考えて役に取り組んで頂きたい。
役をつかみ切れずに苦しんでいたMさんに対して言った言葉だったと記憶してますが、
たしかそんなことを言ってて、
うひゃあーーーー
ってビックリしました。
今まで、そんなことを聞いたことも読んだこともなかったから。
でも、その時、ケンちゃんがあの若さであんなに物事を深く感じられる理由がわかった気がしました。
現実を生きながら輪廻転生を繰り返しているのなら、
あの若さで、このスピードで成長するのも大いにうなずける。
このことをいつか書きたいと思ってたんだけど、今回ケンちゃんが同じようなことを言ってるので、書こう!
と、思ったら、
CUTでは、はっきりケンちゃんの口から「輪廻転生」って語られてるし(笑)
ほんとに侮れない若者です
自分がめぐり合ってきた作品って、
全部一つのものを伝えるためにつながってるんじゃないかって思って。
って言ってます。
その伝えたい一つのものについては語ってませんが、
興味がありますね~(笑)
この若さで、めぐり合ったすべてのものが一つのものに収れんしていくという感覚を持てるのは、すごく幸せなことだと思います。
その伝えたい一つのものが何かっていう答えを見つけた時には、またもっともっと大きな山を越えなければならなくなるのでしょうけど、その山を乗り越えてその先のもっと大きな山を目指そうと思うんだろうなあ、ケンちゃんは。
できないことはできないって言えるようになった。
って言ってます。
責任を持って引き受けきれることと、そうでないことの見極めができるのがプロフェッショナルというものでしょう。
ケンちゃん、ほんとにプロになったんだなあ
ちょっと、しみじみ嬉しかったです。
その他にもいろんな心打たれる言葉がいっぱいありました。
ミジンコよりはたぶんちょっと若い(笑)松友さんも言ってましたが、
こんないい歳してても、
すごいスピードで成長するケンちゃんにおいて行かれそうな気がしてちょっと焦った
おいてかれないようにミジンコも精進しなくちゃ(笑)
やっぱりケンちゃんは面白いな。
ずーーーっと見守っていたいと、改めて思っちゃった
むつ大湊高校校門前の道端のあじさい。
花は枯れてたけど、
葉の色がきれいなので撮ってみました
(2008年11月15日撮)
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