ドラマ銭ゲバ

今更だけど 

松山ケンイチさんのファンでもないのに、ウルトラミラクルラブストーリーの舞台挨拶をはしごして、ケンちゃんの車と並走までしちゃったお友だちのエムちゃんからメールが来た。


『ねえねえ、「銭ゲバ」のDVD買った?
持ってるんなら貸して~
リアルで観てたけど、もう一度ちゃんと見ておきたいんだ~』



えええええ~っw(゚o゚)w


と、驚いてたらすぐに次のメールが


『シェーーーーッ
今、ごくせんSP見てんだけど、ごくせん1に松ケン出てるんだね
ビックリ~w(゚o゚)w
若い~~~(*^m^)
なんでゲストに松ケン出ないの~?
出ればいいのに~




シェーーーーーッ!(・oノ)ノ←古っ

ってビックリしたのはミジンコだよ。

エムちゃんたらどうしちゃったのぉ
ついにケンちゃんどツボにはまったか


快く「銭ゲバ」DVDを貸す約束をしたものの、そう言えば、まだアマゾンから届いた箱の封すら切ってない・・・

と、その前に、あの箱はどこだ?
あれ?
どこにしまったっけ????
うわ~~~~
ぜんぜん記憶がないよ~~~~
大騒ぎしながらようやく見つけたDVDBOX。
エムちゃんに貸す前にせめてメイキングだけでも観なくっちゃね~



と、言う訳で、世間様から遅れることひと月以上?今更ながら、ようやく、やっと「銭ゲバ」メイキングを観ることができました~。



陽人くんだのカムイだのに浮かれて記憶の隅っこに押しやられてた「銭ゲバ」だけど、


やっぱ、いいね~
メイキングだけでボロ泣きだよ~。*((艸д・。`*)゜*。

現場のあったかさがじんわり伝わってきて、
キャストやスタッフ一人一人が、ほんとにお互いリスペクトしあって、それぞれの仕事を大切に思いあってるのがわかって、それだけでウルウルが止まらなかったわ~。
最後のシーンを撮り終えた直後のケンちゃんが、
感極まって一瞬言葉につまってるのを観たらミジンコも息が止まっちゃって
リアルタイムで「銭ゲバ」を観ていた時の、あの感覚がよみがえったよ。

ハッと気がつくと正座して拳を握って呼吸するのも忘れるくらい惹きこまれて観てたっけ・・・。
そんで、エンディングの「さよなら」が流れるとふううううっって大きなため息つくんだよね
まったく、体に悪いドラマだったよ

そう言えば、「銭ゲバ」最終回はいまだにちゃんと観てないなあ。
弟が倒れて危篤状態だったからね。


弟がリアルに生死の境をさまよってた夜に、


いくぞ ーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

死ぬぞーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ってのは、すごい衝撃的だった。
う~ん、あの衝撃を、どんな言葉で表わしたらいいんだろう・・・・

なんて言うか、
テレビの画面に飛び込んで、


ダメーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

って跳びついてさらってきたいような、そんな衝動にかられたよ。

一瞬、魂が抜けた気がしたの。
マジで

迫真の演技って、あのことだよね。
埼玉から駆け付けた妹たちや、息子のプーと、弟の話をしながら録画を流してたんだけど、みんな引き込まれてしまったもの。


すごいもの見ちゃった・・・
そんなかんじだったな~。
なんか、しばらくドキドキが止まらなかった

銭ゲバにはそんな迫真の演技がいっぱいあって、ほんとに観れてよかった。
あの演技の響き合いが、あんな真剣で、あったかい現場から生まれてたんだってことがわかって、すごく嬉しかった。
脚本の岡田さんや、河野Pや、大谷監督の顔も覚えたよ
ま、顔覚えたからどうってこともないけど(笑)3人の顔がなんか似てる気がした。
オーラが似てたのかな?
ケンちゃんも似てるかも?(笑)
よく、長年連れ添った夫婦は顔が似てくるって言うけど、そんな感じ。
それだけ密度の濃い時間を共有したってことかもしれないな~
それぞれが違う仕事に入った今見たら、全然似てるなんて思わないんだろうけど


ミムラさんも木南さんも奥貫さんも、あまりよく知らない女優さんだったけど、
みんな笑顔が素敵で、チャーミングだよね。
大好きになっちゃった
ケンちゃんを好きになったおかげで、知らなかった女優さんの魅力にも触れることができて、みんなのファンになっちゃうって、ホント幸せだな~

そんなことを思いながらメイキングを見てました。

出演者のコメントもてんこ盛りだし、見ごたえありすぎてお腹いっぱいだ~



来年もこのメンバーでなにかドラマをやってくれないかなあ。
サスペンスでもコメディでも時代ものでも未来ものでもなんでもいいから(笑)



♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:


ずっと前にYOU TUBEで見つけて保存しといた三國父の若かりし頃
中学校の映画鑑賞で、映画館まで30分歩いて観に行った記憶が蘇る。


若かりし頃の三國父が、お札らしきものを引き裂いて燃やしながら

「人間は金よりは強いんだぞ!汚くって弱くってもな!
こんな紙っ切れよりは強いんだぞ!人間は!」


って言ってる・・・。
風太郎が聞いたら、なんて思うかな・・・


三國父も、このセリフを言った時にはまさか数十年後に「銭ゲバ」みたいなドラマに出るとは思わなかったでしょうね~。当たり前だけど
山本圭さん、当時はすごい人気者でした。
ミジンコは、もう少し後の世代ですが、一緒に暮らしてた若い叔母たちがキャアキャア言ってたのを覚えてます。
ブロードサイドフォーが歌ったテーマソング「若者たち」も流行ってましたね~。

佐藤オリエさん、大好きだった~
憧れの人でした

ん?
なんか、最近、やけに古い昭和の話題に落ち着いちゃってすみませ~ん

続きを読む "今更だけど "

| | コメント (12) | トラックバック (0)

銭ゲバ感想 (5)

早く目が覚めてしまったので、珍しくドラマ銭ゲバ第7話 をリピートできた
第6話の感想もろくに書いてないけど、第7話の感想を残しておこうっと。   

続きを読む "銭ゲバ感想 (5)"

| | コメント (8) | トラックバック (0)

ヴォイスと銭ゲバ

何度も書いてますが、青森にはフジテレビの電波が届かない。
フジの月9と呼ばれる連ドラが土2だったりする。
連続ドラマはほとんど見ないミジンコですが、冬眠中の冬は母のサクちゃんにつき合ってたまに見たりする。

で、今期は「ヴォイス」です。
瑛太くんや石原さとみちゃんが法医学教室の学生さんです。ちなみに教授は時任三郎さん。遺体の解剖所見から、亡くなった人の声を聴いて真実を突きとめる物語なのかな。死者の声ってことで「ヴォイス」なんでしょうか。
推理ドラマなのか医学ドラマなのか人間ドラマなのか全部織り交ぜてあるのかイマイチよくわかりません
カーネルおじさんのお店でグラタンパック注文して食べたら、ものすごい薄味で、
塩くれーーーーーーー
素材はいいんだから、ちゃんと料理してやれよーーーーっ
と、
叫びたくなるような(もちろん実際にはそんなことはあり得ませんけど)
まあ、たとえて言えば、そんな感じでしょうか
演技派といわれる瑛太くんがもったいないではないか。
と、思ってしまう。
毎回、見終わった後
え?
なんでこっちの方が視聴率良いの?
って思っちゃう。
銭ゲバの方がよっぽどおいしいべさ~
って思っちゃうミジンコがおかしいの?バカなの?異常なの!?変態なの!?宇宙人なの!?


だってさ~、銭ゲバはね、
獲れたて新鮮な牡蠣(←出たw)を白ワインでささっと洗って、軽く小麦粉まぶして、北海道産バターを溶かしたフライパンにジャッと入れて白ワイン振り入れてさっと塩こしょうして、ジュウッと焦げ目がつくくらいに焼いて、バジルなんかもパラパラ振りかけて、有機栽培のベビーリーフなんか敷き詰めたお皿にポロンと並べて、四国産無農薬レモンなんかタラタラリンとしぼって熱々をはふはふ言いながら口に入れて
ううううううううう・・・・・・・
あまりの熱さに涙こぼれて、あまりのおいしさに息がつまって声が出ない
くらいのおいしさなんだよね~

しかもこの牡蠣ときたら、煮ても焼いても炒めてもイケる。煮込んで煮込んでエキスにしたら心身共に健康にしてくれそうだし、生で頂いたあかつきには・・・・・ヨダレがじゅるる・・・じゅる・・・・


ハッ・・・・∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

またまた話がそれました ←いつものことです


こんなにまでミジンコの心をとらえて離さないドラマ銭ゲバ。
もちろん第1話から欠かさず見ておりますとも
諸事情につきなかなかリピート出来ないのが残念無念ですが、毎回めちゃくちゃ脳内再生できちゃうくらいファンタスチックなシーンとアンビリバボーな演技とワンダホ―なセリフやらがてんこ盛り
まあ、たまには勝手なシーンが追加されてたりしますが、そこはミジンコあたまの哀しさってことで・・
銭ゲバ見なかったら人生損しちゃうよ~!
って辻説法しながら全国行脚したいくらいでございますよ。ええ。

そんなにまで銭ゲバにはまってるミジンコをもってしても、
第6話は味付けが濃すぎました。
前半、お母さんのお墓の前で
「ぼく、お金に勝ったんだよ」
と言った風太郎のあのセリフで、え?って気が抜けてしまったせいだと思います。
え?
風太郎の思い描いた地図の終点はほんとにここまでなの?
マジで?
いくら10歳の時に思い描いた地図だとしても、たかだか一造船会社の社長になって億単位のお金を動かせるお金持ちになっただけで、そりゃないんじゃない?
こんなんで銭ゲバなんて言えないべ~。
って感じちゃって、そのせいでずーっと違和感にとらわれながら見ることになってしまった
自分では原作とは別物のつもりで見ていたんだけど、無意識に原作にとらわれてたんでしょうねぇ・・・。
展開も予想通りだったので、更に気が抜けたのかもしれません。
気が抜けたまま見ていたので、味付けが濃すぎると感じてしまったんですよね~。
これは、見る側の問題だし、連続ドラマなので、最後まで見ないとわからないよね。
第7話以降で「あの濃さはこのためだったのか!」ってきっと思うに違いないし。
第6話も脳内再生だと疲れるくらいすごいシーンがいっぱいあったし。
ケンちゃんの萌えどころもいっぱい(笑)
まるでウエディングケーキのようなマカロンのケーキのシーンからラストまでは涙なしでは見られなかったし。
あのシーンには特別な想いがあったので別記事で書きたいと思います。忘れなければですが



ところでいきなり「ヴォイス」です。
何話か忘れたけど、田中圭くんが出てましたね。
田中圭くんと言えば、風太郎に殺されたらしい緑の幼なじみのお坊ちゃま白川君ですよ。そのうち健蔵パパのカードに使われそうですが今のところ全くの放置プレイで可哀想な白川くん。
「ヴォイス」でも、殺されて、しかも解剖までされてたね~。
殺されたっていうか、悪い友人に悪いことを強要されて友だちを守るために自ら死んだんですが。エビアレルギーだったのにエビ食べて、アナフィラキシ―ショックで死んじゃいました


そんなことより、←おいおい
白川くんを追い詰めて死に至らしめた悪い友人!人の好い白川くんを罵ったりどついたり殴ったり、ひどいやつなんですが、超イケメン!
なんてキレイなお顔なの~
お芝居も上手いし、なんでこんなチョイ役なの~?
あれ?
どっかで見た顔だな~?
誰だっけ???

あっ
思い出した

ジャギ様だーーーーw(゚o゚)w



さすがジャギ様。
地獄の3丁目の住人だけあって、バイオレンスがサマになってます。
ジャギ様にこんなチョイ役なんて、なんて畏れ多いこと・・( ̄  ̄;)
月9製作者のみなさまが無事に生きていけますようお祈りするしかありません・・・・。ブルブル・・・・。








| | コメント (8)

ドラマ銭ゲバ感想 (4)

いつから文学小説というものを読んでなかったっけなあ~。
一番最後に読んだのは、以前の職場で長期休暇ってのがあって、その時の同僚が
「ミジンコさん、ひまだったらこれでも読めば?」
って貸してくれた「世界の中心で愛を叫ぶ」←これを文学と呼べるかどうかは別として
映画になるとか言ってたから・・・2004年頃・・・・・?

ひえ!!  Σ( ̄ロ ̄lll)

てことは・・・・かれこれ5年くらい読んでない・・・?
いや、本は読んでますよ。たまにはね(笑)
仕事関係の本や、ノンフィクションや、ハウツーもの(笑)
まとまった時間がとりにくいので、どうしてもそんなのしか読まなくなるんだよね~
推理小説すら読んでない。
でも、それにしてもあんまりだな・・・・(;;;´Д`)トホホ・・



突然、なんでこんなことを思ったかというと、
ドラマ銭ゲバ第5話を見た後、

すげ~w(゚o゚)w

せつね~(/□≦、)

哀し過ぎる~。゜゜(´□`。)°゜。

しか思い浮かばなかったから


すごくいろいろ思う所はあったのに、結局それしか言葉にならない。
あまりにボキャブラリーがなさ過ぎて、情けなかった
これは最近文学作品つうものを読んでないせいもあるんじゃなかろうか?
なんて思ってね
いや、単にミジンコあたまのせいかもしれないけど、
感じたことをそのまま言葉にできないって、なんか悔しいよね~。


っていうのが第5話の感想です(;´Д`A ```





すごいっていうかなんて言うか、1コマも見逃せない感じでした。第5話。
登場人物のせりふ、表情、カメラアングル、音楽、照明、背景、どれ一つとして無駄なものがないって気がした。
目を凝らし、耳を澄まし、心を開いて向き合わないと受け止めきれない真摯なエネルギーに圧倒されちゃって、見終わったらいつも以上に肩が凝ってたよ
まあ、ばらまいてるお金が一部CGなのは、ちょっとマンガっぽくて、そこは気が抜けたけどドラマの内容的にアンチリアルな場面を作らなきゃならない大人の事情があるのかな?って思っちゃった。
たぶん、どんなに言葉を尽くしたって感じたことをそのまま表現なんかし切れないんだろうから、今回は書かない。
つか、書けない。
でも、なんか書いとく




ケンちゃんのお芝居は素晴らし過ぎて、ボロ泣きしちゃったし、
茜も緑も健蔵パパも三國父も派遣くんも、みんな素晴らしかった。
みんなせつなくて、みんな哀しくて・・・。


三國父が語った若かりし頃の思い出を聞いてたら、泣けたよ。
大企業の社長だって、悩み苦しむ若者だった頃があって、自分の過去の過ちを淡々と話せるまでにはどんなに揺れ動く日々を越えてきたんだろうって思ったら、ね。
でも、風太郎は耳を塞いだ。
茜の耳を塞いで本音を聞こえなくしたように、自分の耳を心を塞いで義父の人生、義父の想いをはねのけた。
あの一連のシーンの風太郎の微妙に揺れ動く心情を、ほとんど表情とカメラワークだけで表現できてたのがすごいな。

ほろ酔いで風太郎の隣を歩く三國父さん、ほんとに嬉しそうだった。
三國父の最後の一日が、あんなに幸せそうで良かったよ。
社長の重責や娘たちのことや、心休まる日なんかきっと無かったと思う。
でも、あの朝は娘や風太郎と笑い合って、息子になった風太郎に自分の人生を語って、ほんとに一瞬だったかもしれないけど、陽の光や風のそよぎさえも嬉しいと感じていたんじゃないだろうか。


だから尚更、突然の最後が痛ましくて可哀想でせつなかった。
派遣くんもね・・・・。
なんの意味もないと思い込んでた人生。
つらいことばかりだった人生。
最後の最後に「友だち」の役に立てるって信じて死んでいったのだから、幸せな最期だったのかな。


風太郎だけじゃないのに・・・・。
三國父も派遣くんも、緑も茜も健蔵パパも、
みんな、一人ひとり、それぞれの物語を持って、それぞれの場所で必死に一生懸命生きているのは同じなのに・・・。
風太郎の人生の始まりがことさらに悲惨だったとしても、それが免罪符になるわけではないのに・・・。
風太郎だって、そのことに気がついているのに・・・。


悪の象徴である右目を抑えて泣き叫んでいたのは何故なんだろう。
左目の良心が右目の痛みを呼び覚ましたのか?
それとも、あの時だけは、右目を塞いで心の奥底の通奏低音に身を任せなければ魂が引き裂かれるほどの恐怖に襲われたのだろうか。
「お前が思い描いた地図は間違いだ」
今までにないほどの衝撃で、その恐怖が風太郎を翻弄していたのかもしれないけど。


屋上からお金をばらまいて、自分の正しさを確認しないでいられない風太郎。
お金に群がる人々を見下ろして、みんな自分と同じ銭ゲバだって思いこもうとする風太郎。
笑ってるんだか泣いてるんだか怒ってるんだか。
もう自分で自分がコントロールできなくなって投げやりになってるようにも見えるし、
もう一度右目を見開いて銭ゲバとして生きるための決意表明のようにも見えるし、
幼い子供が駄々をこねてるようにも見えるし、
そんな馬鹿げたことをしないでいられない自分を呪ってるようにも見えるし、
傷付いて震えて泣いている小さな赤子のようにも見えた。


そんな風太郎を演じきったケンちゃんは、すごい。
いつもは、風太郎が切なくてせつなくて、風太郎に駆け寄って抱きしめたくなるんだけど、
今回ばかりは、そこまで風太郎になりきってくれた俳優松山ケンイチが愛おしくて抱きしめたくなったよ。
いや、別に変な意味じゃなくてね


茜のことも緑のことも健蔵パパのことも派遣くんのことも、書きたいけど、長くなりすぎるから、みんな素晴らしかった!とだけ書いておこう。
このドラマの何が素晴らしいって、役者さんたちの演技の響き合いが素晴らしいよね。
もちろん、脚本や演出や照明や音楽もだけど、響き合って引き出し合ってすごいものが生まれてる気がする。


こんなドラマに出会えてよかった。
でも、「最高に悪い顔」がミジンコにはわからなかったんだけど・・・。
三國父が殺される場面のあの顔もおそろしかったし、
最後の社長就任の時の顔も極悪に見えたし、
伊豆屋で三國パパと居る時の顔もゾワっとしたし、
健蔵パパとのシーンの顔もぞぞっとしたし・・・。


第6話、どうなっていくのかな。
毎回想像を上回る展開でブラボー!なんだけど、
できることなら、風太郎に何らかの救いが一瞬でもあって欲しいと祈りたくなるミジンコです。

| | コメント (6)

ドラマ銭ゲバ感想 (3)

冬眠中のミジンコです~。
冬眠中なので、起きてるのが至難の業です~。
仕事はなんとかこなしていますが、仕事が終わると既に眠いです~。
仕事中ももしかしたらうっかり眠っているのかもしれません~
どうやって車を運転して家に辿りついてるのかまったく不明です~
「さ~よ~な~ら~」って聞きながらほんとにさよならしないように気をつけたいと思います~。
今朝も起きてから既に眠いです~ZZzz…(。-ω-)。。ooO

とまあ、毎日がこんな風でパソコンに向かってもすぐに瞼が閉じてしまい、銭ゲバの感想も書けずにおりますが、今日こそは書いておかねばあっという間に土曜日になってしまいます~。ここはミジンコの記憶の置き場なんだからちゃんと書いて残しておかなきゃ・・・・・Zzzz・・・





はっ・・・・∑ヾ( ̄0 ̄;ノ






あ・・・冷たいものでも飲んで来ます~。



目が覚めました (  ̄^ ̄)ゞ





で、


いきなりですが、
松友の お京さん も疑問に思ってるようなんですが、ミジンコも疑問。
風太郎が思うところの「銭への復讐」って、具体的にはいったいどういうことなんでしょう?

風太郎にとっては、「銭=格差社会」なのかしら???
とてつもない額の銭を手に入れて、銭の力を許している社会を支配することが最終ゴールなのかしら???
それって「銭への復讐」じゃなくて「社会への復讐」なんじゃないの???
今のところ、「銭への復讐」って言うよりは「銭に支配されてる」ようにしか見えないけど。
原作を読んだ時もイマイチよくわからなかったので、へのへのもへじのジョージ秋山氏に訊いてみたいところです。

突っ込みどころ満載の第4話ですが
風太郎がどんどんその本性を露わにしてきましたね~。

信用されてからじゃないと結婚できないとかって三國家を出るくらい計算だかいのに、その一方で庭で長々独白しちゃったりとか、三國家からのお迎えを待つ間あんなにイライラしちゃったりとか、死体の上でお花持って小首をかしげてみたりとか、風太郎が思いの外「わかりやすい」というか「重くない」というか「青臭い」というかな演出にはまって、ついつい「なんか可愛いじゃね~か風太郎」ってまんまと思っちゃったよ


だけど、
思惑通り工場に緑が迎えに来た時のあの顔
ひえ~~~~っ!!!(゚ロ゚屮)屮
嬉しさを噛み締めつつ飲み込んで、してやったりなあの目と口元
風太郎、ええ役者やのお~~
いや、ケンちゃんがええ役者なのか。もうどっちでもいいけど(笑)
怖いよ~。風太郎は。

あんなに可愛いウエディングドレス姿のあかねちゃんが銭に見えちゃうなんて、
マジで怖いです。
しかもその時の風太郎の目!
無機質な冷たさと喜悦が入り混じったようなというかなんというか、背筋がゾワ~としました。こんな男には出会いたくないものだと心の底から思っちゃったよ・・・。ブルブル・・。

普段のケンちゃんを知らない人なら、松山ケンイチってこんなやつなんだ~!
って思っちゃうかもね~。
そういう意味では、定食屋のバカあんちゃんがロボみたいなテンションで登場したのは良かったのかな。ミジンコ的にはもっとはじけてもらいたかったけどね(笑)


こんなに怖ろしい風太郎ですが、そんなにキレ者ではないようです
というより、むしろ殺人を犯した犯罪者としてはかなりおまぬけな感じです。
健蔵パパのDNAはしっかり受け継いでるみたいで、人を騙してその気にさせる能力には非常に長けているようですが、いかんせん、まだ20代の若者です。デスノートの月くんやLのような天才でもない限り、完璧に人を欺くことなんて無理でしょう。
まだまだ修行が足りません。今のところ、連戦に次ぐ連戦でその才能に磨きをかけてきたに違いない健蔵パパの方が何十枚も上手のようです。

三國家の風太郎の部屋のシーン、良かったですね~。
父と子、二人で過ごすって何年ぶりだったんでしょう。
普通の息子なら、あんな親父と居たくなくてさっさと部屋を出て行く場面ですが、風太郎はそうしないんですね。
風太郎のパパの愛への未練でしょうか。
せつなかったわ

べらべら喋りまくるパパ。
むっつりしたまま、パパと目を合わせようともしないで
「黙れ」
しか言えない息子。
さらに、それをおちょくるパパ。


あの抑制の効いた「黙れ」にはリアリティありました。
超絶不機嫌な反抗期の頃の我が家のプーの「黙れ」と全く一緒(笑)
すげ~なぁ、ケンちゃん。
笑うシーンじゃないんだけど、思わずニヤってなっちゃった

手持ちの現金全部くれてやってもいいから、こんな親と縁を切りたいっていうせっぱつまった思いや、その思いのままに行動しちゃう衝動性なんて、風太郎の青さ全開で、健蔵パパじゃなくても「ふふん、可愛いもんじゃねえかぁ、風太郎くん」って思っちゃうよね~。
健蔵パパの存在感がクリア過ぎてちょっと違和感があったんだけど、あそこは健蔵パパの方がかなり上手だって事を説明するシーンなのだろうからあれでよかったんだろうね。


原作読んでるけど、ラストのへのへのもへじにはびっくりしたよ!(・oノ)ノ
そうきたか!
健蔵パパすごい~~
悪人に拍手喝采しちゃいけないけど、ブラボーな展開でした。


それにしても、パパにカードを握られたと知った時の風太郎のあの顔
いや~、漫画やアニメなら見たことあるけど、実際にできるもんなんですね、あんな顔。
死体が見つからなくてすんだ安ど感、それよりもパパに一本とられたと知った悔しさ、憎しみ、怒り、哀しみ等が混じり合ってどうにもできないみたいな複雑な思いが濃厚に凝縮された恐ろしい表情。
すげ~な、ケンちゃん・・・・。

あの表情見てて、
あそこで、完全にパパの愛への未練を断ち切ったか?
と思ったんだけど、なんせ、哀しいことに、あのパパの「お得になりそうなものには超敏感」「お得になることなら手間ひまいとわず」というDNAを受け継いでるのだから、思考回路も相当複雑かもしれません。その上、ママから受け継いだ「お金より心が大事」という思いも消えることなく心の奥底に流れているみたいだし。
苦しいだろうなあ・・・。
風太郎は、心の中のどの声に耳を傾けどの声に従うんだろう。


さあ!
どうする風太郎!
三國家の人々の運命やいかに!




普通のミステリサスペンスならそれでいいんだけど、
初めにも書いたように、ミジンコには風太郎の最終ゴールが見えないので、今回もやっぱりもやもやが残りました。


一体、何がしたいの風太郎?
ロッ○フェ○ーさんやロ○チャ○ルドさんみたいに、地球の全人類を自分の駒みたいに動かすくらいのお金持ちになることが最終目的なのかな。
でも、それって「銭への復讐」でも「銭の力を許す社会への復讐」でもなくて、
銭にとりつかれて銭に操られてる哀しい亡者に過ぎないんじゃないかな。


でも、
あれかな。
「銭への復讐」を決意した時、風太郎はまだ10歳くらいの子供だったんだもんね。
10歳の風太郎が思い描いた「銭への復讐」は、たとえば宝のありかを描いた地図のように風太郎の心に刻まれたのかもしれない。
何度も何度も、何千回も何万回も、その地図を取り出しては想いを確認して、大事に大事にしてきたんだろうね。
いつのまにか、その地図自体が風太郎の宝になってしまったんじゃないのかな。
宝というよりは、もう自分の血肉みたいになってしまったんだろう。
だから、それを否定されることは、生皮を剥がされるみたいに痛くて怖いことなんだろう。
今まで生きてきた時間の全て、生まれてきた理由、産んでくれた母の存在、風太郎の何もかも一切合財全てが否定されることになっちゃうんだもの。
風太郎がなによりも怖れるのは、殺人がばれることでも、逮捕されて刑務所へ行くことでも、憎たらしい父親に翻弄されることでも、ましてやお金持ちになることや、なれないことでもない。
「お前が思い描いた地図は間違いだ」
って思い知らされることが何よりも怖いんだろう。
今まで、それだけを願いとして、それだけを支えに過酷な運命を受け入れて生きてきたんだもの。
今更、違うよそれ、って言われたら気が狂うよ。普通なら。

だから、わざわざ花持って死体の上で語ったり、伊豆屋の家族を試してみたりするんだろう。
わかってるからだよね。風太郎だって。
もしかしたら間違ってるかもしれない。って。
だから確認しないでいられない。
確認して、やっぱりこれでいいんだ、って自分に言い聞かせるんだよね。
それを手放したら、生きていられない気がしてるんだよね。
それを手放したら、足もとにぽっかり穴が開いてさ、自分が殺しちゃった人たちみたいに土の中に呑み込まれるような恐怖が背中を這い上がってくるんだろう。



せつないね・・・。
風太郎、せつないよ。


人間は真面目に間違う、って誰かが言ってた。
ほんとにそうだなあ、って思って聞いた。


そして、もっと哀しいことに、
間違いに気がついても、それをすぐに受け入れることができないのが人間なんだよね・・。
だってさ、
これが自分自身だと思い込んでたものが間違いだった、なんてどうやって受け入れる?


っと、今テレビに茜ちゃんが出てる~~っ
可愛いなあ
編み物してたよ。
2人の結婚写真がいくつも飾ってあるよ。
風太郎の膝にもたれていった茜ちゃん。
だまされてると知っても風太郎を信じるのかな・・・。
ううう、せつない・・・

何を書いてたのか忘れちゃったよ~
まあ、おもいつくままに書いてるのでそのうちにまた。
今日はこれから娘のイトキチと映画を見てきま~す

4wa2

4wa3





| | コメント (12) | トラックバック (0)

ドラマ銭ゲバ感想(2)



 さぁよぉなーらぁ〜〜ただぁ〜ただただぁただぁ〜

            いとぉ〜しきぃぃ〜日々よぉ〜



かりゆし58のエンディングテーマソング「さよなら」が耳について離れない〜
気がつくとこればかり口ずさんでます。

松友kikiさんのおかげで、上のYou Tnbe 動画を見ることができました!
kikiさん、ありがとうございます〜!


ああ、泣けるよ。
せつないよ。
動画見ながらこの歌を聞いてると、せつね〜せつね〜。*((艸д・。`*)゜*。



いのちは始まった時からゆっくり終わっていくなんて信じない
僕が生きる今日はもっと生きかった誰かの明日かもしれないから

言葉にできない思いは涙に形を変えてこぼれるのでしょう
さよなら ただ ただただただ 愛しき日々よ 
二度と戻らぬ日々よありがとう
さよなら ただ ただただただ 愛しき日々よ
ずっと忘れないだろう僕は君を

失ったページはどれくらい
また夜がやってきて
残された余白はどれくらい
また朝は訪れる



あ〜、泣いた


歌詞を聴いてると卒業シーズンにピッタリのように思えるけど、
ミジンコみたいに半世紀以上生きてるとね〜、人生の卒業の方が身近でさ。
周りの大切な人たちを一人また一人と見送ることが多くなってね。
だから、残された余白はどれくらい、ってのがズーーーン!って腹にこたえるって言うかね〜。リアルっていうかね。
それだけでもせつないのに、この歌には風太郎の生き様が重なるもんだから、ボディブロー効き過ぎて息ができなくなるっていうかね〜。
言葉なんか出てこないよ。



親の庇護を失った子供が、どうやって生きてきたのか。

なんて考え始めると、
胸がきりきり痛くなる。


養護施設を抜け出したのは、大好きなお母さんを奪っていったお金に復讐する決心をしたからだろうけれど、方法なんて考えてなかっただろう。目の前の酔っぱらいの財布が当座の軍資金に見えてもしかたがないよ。復讐を果たすまではなんとしても生き延びなければならないんだもの。
やさしいお母さんが教えてくれた「清く正しく生きる」とか、「お金より心が大事」とか、
そういう価値観が絶対的に心の奥で風太郎を支配してるはずなのにね。
お母さんのように清く正しく生きることが美しいことだと、お金よりも心が大事だと、誰よりも強く信じているのにね。
よりによって、そんな風に生きてるに違いない親切なお兄ちゃんにバットを振り下ろしてしまったんだもの。
お母さんが教えてくれた価値観とは真逆のことをしてしまった風太郎は、その時点でその価値観を心の奥の奥にしっかり封印するしかなかったんだよ、きっと。自分のからだにしっかり刻印するみたいに何度も何度も何度も何度も何度もバットを振り下ろすことでさ。
わずか10歳でさ。
手負いの獣みたいに吠えて。
哀し過ぎるよ。


ゆすったりたかったりだましたりとりいったり盗んだりしただろう。
裏切ることなんか空気を吸うくらいに容易いことになってさ。
きっと片手だけで人を殺せるくらいの握力だって手に入れて。
もしかしたら殺しだってしてきたかもしれないと思ってたけど、それはなかったみたいだけど。
やくざな世界に守ってもらう事もなく、大切な人を守るなんていう大義名分もなく、たった一人で、ただただお金に復讐するために生きてきた。そんな風太郎にとっては、復讐することと生きることは同意語になってしまったのかもしれない。
どれくらい人を傷つけてどれくらい自分も傷ついて生きてきたのか想像もできない。


一番大切なものはなんだ。
教えてやるよ。

銭ズラ。


と言い放つ風太郎。

その短い一言には風太郎が抱えてる痛みや哀しみや悔しさやせつなさや虚しさまでが凝縮されていて、大きなエネルギーの塊を打ちつけられたような重い重い、重すぎる衝撃があった。

一番大切なものは銭ズラ。

そう言いながらも、心の奥底には、清く正しく生きることが美しいことだという価値観が、通奏低音のようにずうっと流れていて。
現実にはそんな価値観なんか爪の先ほどの役にも立たないってことを思い知らされていて。
母の価値観にがんじがらめにされながら、憎むべき父と同じようにしか生きられなくてさ。
人間は憎むもののようになる。って言葉があったな。


自分を鏡のように映し出す人間や、自分の奥底で通奏低音のように流れ続ける価値観のままに生きていられる人間が許せなくてさ。自覚もできないまま憧れと憎悪のはざまで揺れ動いて。毎晩うなされるほど苦しんで。憎むべき父を憎み切れなくていたいけな子供のように泣いてさ。


お父さんを殺せなくて、歩きながら涙をぬぐうシーンの風太郎は、ほんとうに、
傷付いた弱弱しい子供にしか見えなかった。
まだまだ誰かに守ってもらう事が必要な、いたいけな子供でしかなかった。

どんな想いで、お父さんに1円玉を投げつけたんだろう。
あのシーンの風太郎の


銭ズラ


と言った声が、胸の奥でずーーっと鳴り響いてて消えないよ。
風太郎の失ったページに、愛しい日々なんてあるんだろうか。
それとも、
こうして戦った日々のすべてさえ、愛しい日々になるとでもいうのだろうか。




あうううう
せつねえよ~~。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。


このせつなさの前では
おっとビックリ!なシャワーシーンや、見てる方が照れるじゃねーか!なキスシーンや、
思いがけないキュートな舌出しシーンすら、ほとんどインパクトがなかったズラ。
いや、まあ、萌えたけど
舌出しケンちゃんは意外過ぎて可愛すぎて、一瞬心臓が跳ね上がったことは白状しておこう。



母心を引き出すお芝居にかけては、松山ケンイチは秀逸だ。
あんなにしっかりとした存在感があって、きちんと自分の足で立っているたくましい青年なのに、その奥にいつでも無垢な幼子が同居しているように感じられる。

銭ズラ

俳優松山ケンイチが風太郎としてその一言を声にすると、
その短い一言の中に風太郎が生きてきた過去と現在の全て、この先の未来すらが塊になってズシンと伝わってくるような気がする。
風太郎を演じてくれてるのがケンちゃんでよかった。
しみじみそんなことを思った。



ところで、新しいデカいテレビ画面で見てると、
ケンちゃんだけ、素ッピンのような気がするんだけど、気のせいかな。
ニキビとかも役作りかなって思うくらいお肌が生っぽいよね?
役作りだったらすごいな。

| | コメント (6)

ドラマ銭ゲバ感想(1)

先週、第一話を見た感想も未だにまとまらず、頭の中がグルグルしまくってるのに、
夕べはもう第二話ってことで、
うわ、もう、ケンちゃんの目の演技は相変わらず凄いんだけど、
今回は声の演技に心をグワッとわしづかみされて有無を言わさずグイっと引き寄せられたみたいな感覚がありました。

正直、これまでケンちゃんのセリフ回し?にはちょっとハラハラしちゃうところもあって
LcWやDMCでは凄くうまくなったなあと思いつつも、キャラが特殊だっただけにいまひとつ確信が持てなかったんだけど、いや、もう、これは脱帽。
素晴らしいです。
第一話はセリフが少なかったので、ミジンコ的には保留(笑)でしたが、第二話での声のトーンの使い分けが鳥肌ものでした。
ストーリーを知らない人が見たら、船上での緑お嬢さんとの会話なんてすごい棒読みに聞こえたと思うんだけど、それ自体まんまと風太郎ケンの罠にはまってるってことだもんね。

完全に視聴者をだましてしまえば風太郎が極悪人にしか見えなくて感情移入しずらいだろうし、かといって、ほんとはこんなに優しいイイ子なんだよって言うのが見え見えだと、うすら寒くて続きを見ようなんて思えないだろうし、脚本も演出も音楽もカメラワークもケンちゃんの演技も、そのどっちに転ぶかわからないギリギリのところで動いてて、そのギリギリのラインをキープしながら、絶妙な揺れを見せるから、一瞬も目が離せない。
45分があっという間で、え?もう終わり?って思った。
どんだけ力入れて見てたのか、終わった後、肩が凝っちゃったよ(笑)

そういう演技ができてしまえるケンちゃんがほんとにすごい。
マジで国宝ものだと思った(笑)
ドラマで観るのがもったいないと思っちゃった。
あの場面この場面って語ってると、きっと際限なく長くなるので自粛します


まあ、感想書けないのはそのせいだけじゃないんだけど。


このドラマの感想がまとまりにくいのは、ミジンコがケンちゃんのファンなのでケンちゃんの演技やら萌え所に関する想いと、風太郎に関する想いと、ドラマそのものに関する想いがいっしょくたにブワっと、しかもそれぞれものすごい濃厚なものが団子状態で湧き上がってしまうせいかもしれないな。それぞれをなかなか分離しづらいというか。
なので、言葉にしようがない。


それに、
ケンちゃんのお芝居のせいもあるんだけれど、ドラマのストーリーや登場人物のキャラ設定も、身につまされてダメだ(笑)

緑の、清流に住むが故のやさしさや、濁りを許さない正義感や、無意識の傲慢さ。
茜の、暗い場所にしがみつきながら光を拒む頑固さや被害者意識ゆえの鬱陶しさ。
2人の父の至極普通の社会認識も、
風太郎の父の弱さも弱さゆえのずる賢さも、
もちろんケンちゃんが演じてくれる風太郎の孤独や葛藤や怒りの爆発だって、
多かれ少なかれ自分の中にも存在するものだから、腹の底に手を突っ込まれて、かきむしられてるみたいな気がしちゃう。
気がついてて知らんふりを決め込んでたものや忘れかけてた事や見たくない闇やその奥にある希望の光すら、強引に引きずり出されて直視しろと言われてるような気がするのに、直視する勇気がないからもやもやしてるんだ、きっと。


そんなにドラマを見ない方だから、良くわからないけれど、こうやって1週間ずーーっと引きずるドラマって初めてかもしれない。
ダンサーインザダークという、これもかなり救いようのない映画を見た時は相当ひきずってしまったけれど、銭ゲバも似たような感覚がある。

言葉にできないことを書き始めてしまったので、感想にもなってないけど、ちょっと気持ちの整理がついた(笑)
ここは、ミジンコの記憶の置き場なので、まとまらなくても思いつくままこれからも、ぼちぼち書き残しておきたいと思います。

続きを読む "ドラマ銭ゲバ感想(1)"

| | コメント (15) | トラックバック (0)

お久しぶりです

更新サボってたら、いつのまにか一週間過ぎてた!
こんなに放置してたのは初めてかも~
心配してメールくださった松友さん、ありがとうございました!
心配掛けてごめんなさい。
気にかけて頂いたことがすごく申し訳なく、すごくうれしかったです~

世の中がケンちゃんであふれてた一週間。
ミジンコの頭の中もケンちゃんでグルグル
に加えて、プライベートもかなりヘビィでグ~ルグル
ブログ書く気になれなかったズラよ


どんな出来事にも意味がある。
わかっちゃいるけど、いざ自分の身に降りかかったら、咀嚼して消化するまでは結構時間がかかりますね。
ていうか、咀嚼する前に、食いたくない出来事もあるしね~
食わなきゃ栄養にならないから口に入れるけど、まずいわな~
美味しいと思えるまでかみしめるには、やっぱり時間がかかります。
ぜったい食いたくないものでも、無理やり口に突っ込まれて吐き出すこともできなかったら、まる飲みするしかないしね~。

ちなみに食べ物をまる飲みしたらどうなるか。
先日興味深いニュースがありました。
お餅や寒天や一口結びこんにゃくなどをまる飲みして胃潰瘍になる人がいるのだそうです。食べ物をを消化するため胃液が出るわけですが、大きな塊は表面しか消化できない。すると、ず~っと胃液が出続けて周りの胃粘膜まで消化して胃潰瘍になることがある。なので、食べ物のまる飲みや食べ過ぎには注意しましょう。
という記事でした。

食べ物なら注意すればすむけれど、
人生に襲いかかる出来事は注意しようがないですもんね~。
まる飲みさせられて、
痛みを抱えながら「意味がある」って思えるには相当時間がかかりそうです。
消化して栄養になって、初めて「意味があった」と思えるものでしょうし・・・。


蒲郡風太郎なんて、殻つきのウニを無理矢理まる飲みさせられたような人生の始まりじゃないですか。殻つきのウニなんかまる飲みさせられたら、傷だらけ血だらけ、その痛みは想像を絶します。
あ、いきなり「銭ゲバ」の話ですいません
第一話から、風太郎の人生が痛すぎてこっちの胸もひりひり痛いです。


銭ゲバのゲバはゲバルト=闘争の意味らしいですが、
清貧という言葉がぴったりの生き方をしてたやさしいお母さんが亡くなった時から、
風太郎のゲバルトが始まってたのでしょうね。
そして、唯一自分たちに優しく親身に接してくれた新聞販売店のお兄ちゃんを殺してしまった時に風太郎ははっきり戦闘体勢に入ったのかもしれないです。
まだ小学5年生の風太郎の、獣の咆哮のような叫び声が、そのサインだったんでしょうか。痛すぎて哀し過ぎて、涙腺決壊でした・・。

戦時下においては、なんでもありです。
だましてなんぼ。
ころしてなんぼ。
沢山だまして、いっぱい殺した者が英雄になれる世界だもの。

痛みを抱えた風太郎がそんな世界でどうやって生きていくのか。
愛する者を守るとかいう大義名分もなく、誰の援護もなく、孤独なままで・・・。


なんか、こうして書いてたら、ほんとに、ケンちゃん、よくこの役を引き受けたなあって思って泣けてきたわ・・。

でも、この役をできるのは松山ケンイチだけだね。
第一話を見てそう思った。
ケンちゃんの演技がリアルすぎて、原作のことなどすっかり意識の彼方に飛んでたもの。
相変わらず、目の演技が凄いな・・。
原作を忘れてドラマ「銭ゲバ」に惹きこまれたのは、ケンちゃんの目のおかげです。
それと、声。
もう少しダークなトーンを想像してたら、ダークなシーンにそぐわないとも思えるほど明るいトーンで、それが風太郎の無邪気ささえ感じさせてむしろ怖かった。
偶然なのか役作りなのかわからないけど、ちょっと鳥肌がたちました。


時間がないので、まだ一回しか見れてないけど、あの暗さにも関わらず、何度もリピートしたいドラマです。
連続ドラマって苦手で、来週も見たい!って思う事があんまりないんだけど、
「銭ゲバ」は土曜日が待ち遠しい。





| | コメント (8)

やっぱり牛丼が好き

金曜日に、デッかいきれいな画面のテレビが届いたので、絶賛DVD鑑賞祭中のミジンコです。デスノートThe Last Nameはもちろん素晴らしい画面で見ましたが、その話はまたにして(笑)娘のイトキチと連れのダニーがあれこれDVDを借りてくるので、一緒になって観てます。
今夜は「バンテージポイント」「ブラッドダイヤモンド」「ザ・ハプニング」と、3本続けて観ちゃったよ~。3本ともハラハラドキドキもので、アドレナリン出すぎたせいか(笑)眠れなくなってしまった
眠れないので、一人銭ゲバ祭りしてたら、もう朝だよ~

昨日は試写会と記者会見があったんですね。
銭もねえのに応募しちゃったもんで、はずれてちょっとホッとしたりなんかしちゃったイケナイ松ケンファンですが、会場に行った松友さんのレポなど読んでしまうと、やっぱり
うぐぐぐぐぐぐ・・・ぐやじぃ・・・・・(/□≦、)
となっちゃいますね~


yahooのニュース記事



1

 記者会見のケンちゃん、なんだかやけにさわやか系。
 一瞬違う映画の記者会見かと思っちゃったよ(笑)
 銭ゲバ色が、びた一文見当たらないんですけど・・
 キャラの出し入れが上手くできるようになったのかな(笑)
 成長したんだね。
 おばさん、なんだかさみしいよ・・・(笑)  
 相変わらずネクタイのチョイスがアレなような気がするけど、
 その点に関してはミジンコのセンスもアレなんで深入りしないでおこ

 
 

コメントがまたいかにもケンちゃんで(笑)

お金の価値観について報道陣から質問された松山は

「凄く大事なもの。

好きな食べ物は牛丼なんですけど、
お金がないと食べれないし


とコメント。(oriconニュース)

どんだけ牛丼が好きなんだ~
お金がなくても吉牛襲うなよ~

ところで、ケンチャンの好きなもの。
牛丼にマックに豚バラ定食にひつまぶし・・・・。
たまには玉ねぎとレタス以外の野菜も食べてるんでしょうね?←余計なお世話
ケンちゃんは、新型インフルエンザのパンデミック時の常備品リストにレトルトの牛丼も加えておいた方が良さそうですね(笑)

純粋すぎて真実の愛を求めるあまり、金を憎み金に復讐しようとする風太郎。
金の亡者になり、金のためならどんなに酷いこともしてしまう風太郎。

演じるケンちゃんは、

「今の時点では『世の中全て金』と言っている風太郎の
味方になろうと思ってる。

そこから
どう風太郎(の価値観)から離れていくかが大事

と今作のテーマに真正面から向き合うことを誓っていた。

脚本の岡田さんは

「魂を削って書いている」


ぅぉぉぉーヽ(゚ω゚ )ノヽ( ゚ω゚)ノぅぉぉぉーヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノ ぅぉぉぉー

思わず、一人ウエーブしちまったズラ。

原作の表現からはかなり離れそうだけど、本質の軸は全くぶれないようなので安心して見られる気がする。←上から目線

どういう風に、風太郎の価値観から離れていくのか、
とっても興味があります。
ケンちゃんも岡田さんも河野Pも、だいぶ気合いが入ってるようだから、
ミジンコも気合い入れて観るぞ~



あれ?違うことを書こうと思ってたのに、いつの間にか銭ゲバのことに・・・


Photo
















 

| | コメント (9) | トラックバック (0)

存在自体がファンタジー

昨日は松友さんたちのお陰で朝から夜まで衝撃!?の映像を見ることができました!
ありがとうございま~す o(_ _)oペコッ



ドラマ銭ゲバPR映像

朝のズームで風太郎ケンちゃんを初めて見た時は、銀河鉄道かいっ!?って突っ込んじゃったミジンコですが 、隻眼ケンちゃんのお顔があまりにもツボだったので、その衣装はどんな時代設定なんじゃ!?とかシナリオ大丈夫なのか!?とか西部劇なの?!とか一瞬思ったことなんかキレーサッパリ吹き飛んでしまいました~(笑)


いや、想像を超えてましたね。
ファンとして甘かった!
まだドラマが始まってもいないのにナンだけど、とりあえずケンちゃんに謝っときます。
ケンちゃん、ごめんなさい!


まさに  存在自体がファンタジー 
彼が動いたりしゃべったりするだけでその空間は特殊なものになる
と言った河野プロデューサーのコメントを思い出しました。


ズームで紹介されたほんのわずかな映像で、
そこにはたしかに
ケンちゃんが演じるドラマ銭ゲバの世界が広がってた!
物語の内容もカメラワークや味付けも何にも知らなくても、
あ、こういう世界なんだ!
って感じられた。


DMCの時もLの時もセクロボの時もそう思ったけど、
今、改めて、これってすごいことだと思う。
小説だったら最初の一行目、最初の段落で、その世界観に引き込まれるような感覚。
どんなに奇想天外な物語でもその人物がリアルに存在するような感覚。

絶対的な世界観を創るっていうのは、それほど簡単なことじゃない。
でもケンちゃんは、その世界の入り口に立ってその世界観を完璧に表現してくれる。
それを、いともやすやすとやってのける(ように見える)ケンちゃんに、改めて稀有な才能を感じないでいられない。


とか言って最初に書いてたのはなんなんだよ!?
などと突っ込まないで頂きたい。
キレーサッパリ消えてなくなってますから!(笑)

ドラマ銭ゲバはきっと、ミジンコが見たかったケンちゃんがぜ~んぶ見られるような気がする。
「完全なる飼育」のチョイ役で、女の子を殴ったり殴ったりどついたり蹴ったりしてた極悪人ケンちゃん。
パソコンで見たので、画像が暗くて表情がよくわからなかったのが残念だったけど、ドラマでは存分に見られそうだ
原作では、誰よりもピュアな愛を求めて、その度に裏切られて傷ついて銭にしがみつくしかなかった風太郎のヒリヒリするような孤独な魂の痛みとせつなさを、ケンちゃんは余すところなく表現してくれると思う。
どこで読んだか忘れたけど ←みじんこあたまにつき・・
原作で描ききれなかったところも丁寧に描きたい。
って誰か言ってたし。(河野さんだったか?)


なんかもう、ドキドキしちゃって(笑)タイヘンだよ~゜((w´ω`w))
なんとかドラマが終了するまでは生き延びたいと思っておりますわ

| | コメント (6) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧