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銭ゲバ感想 (5)

早く目が覚めてしまったので、珍しくドラマ銭ゲバ第7話 をリピートできた
第6話の感想もろくに書いてないけど、第7話の感想を残しておこうっと。   

第6話では、お子ちゃまぶり全開で緑さんに1本とられた挙句、逮捕までされて、更には何よりも信じていたお金が、大切な人を死なせたことを知り、これ以上ないほどの絶望を味わうことになった風太郎。
第7話では、銭ゲバとして復活しました。

檻の中で幼い頃の出来事を思い出した風太郎。
信頼しかけた人にお金のせいで裏切られて、「結局何よりも大事なのは銭ズラ」と刻印したことを思い出しました。
「俺が証明してやるよ!結局銭なんだってなぁ!人は銭で動くんだってなぁ!!」
野太い声で吠えまくる風太郎。
銭ゲバ復活。


月明かりに向かって「銭ズラ!銭ズラ!」と叫ぶ風太郎の姿に映画プラトーンの名シーンが重なったのはミジンコだけではありますまい。
ちょっとゾクッとしちゃいました
甘い囁きもいいけれど、ドスの利いた声もなかなか結構ズラね~。
前にも書きましたが、ケンちゃんの声の使い分けがすごい魅力的ですね~。このドラマ
ずーっと前に、モデルケンちゃんの表現のグラデーションぶりについて少し書いたことがありますが、このドラマではケンちゃんの声のグラデーションの多様さにびっくりしながら、いちいち萌えてます


物語の方は・・・・
みんなそれぞれ、せつなくて哀しくて泣かされたけど、特に刑事さんと茜ちゃんに泣かされました・・・・


刑事さん、
父親としても夫としても男としても刑事としても、ホントに辛い選択だったよね
どっちを選んでもつらいものね・・・。
息子のためだったとは思うけど、妻の命をお金で買うために良心も誇りも捨てて地獄を選んだ。あれほど執念を燃やして追い続けた弟の敵と同じ場所で生きることを選んだ。
風太郎のことさらに間の抜けた拍手が、悪魔の笑い声のように聞こえたよ。
ゾッとした。
一番大事なのは、銭だ。
心ならずも口にしなければならなかった刑事さんの慟哭が切なかった
でもさ、
風太郎には、そうやってお母さんの命のために何もかもを捨てて地獄で生きる覚悟をしてくれるお父さんはいなかったんだよね。
風太郎は、どんな想いで、お金を受け取る刑事さんを見ていたのかな。
こんなお父さんだったら・・・とか、ちらりと思ったりもしたのかな。
なんか・・・
せつない・・・・。
風太郎や刑事さんほど極端じゃなくても、人間なんてみんな、多かれ少なかれ、そうやって何かを得るために、何か大事なものを失いながら生きてるものなんだろう。と、思ったら、泣けて泣けて。*((艸д・。`*)゜*。





茜ちゃんもね、
けなげすぎて哀しい・・・
生きてても死んでも、どうでもいい。
そんな残酷なことを言われて、それでも
「風太郎さん、愛はあるんだよ」って伝えた茜ちゃん。
あどけないほど可愛くて、きれいだった。
でもさ、茜ちゃん、
そんな死に方しても愛は伝わらないよ~・・・
風太郎が茫然としてたのが、どういう意味なのかはわからないけれど。
お金のせいじゃなくて、愛のために死ぬ人間がいるってことを目の当たりにして、心が揺らいだのだろうか。
茜に無関心だったはずなのに、ショックを受けた自分に戸惑ったのだろうか。
それとも、めんどくさいことしやがって、って脱力しちゃったんだろうか。
絶望のどん底を経て以前よりも強靭な銭ゲバになった風太郎が、今の時点で茜の愛を受け止められるとは考えにくいけど、せめて茜のために少しは心を痛めてくれてたらいいのにな・・・と、思ってしまった


銭ゲバはこれからどこを目指すのだろう?
ただただ、「人は金で動く。大事なのは銭だ」って証明するためだけに生きていくのかな。

風太郎の生きるエネルギーは、確かに怒りに違いない。
けれど、その奥で、怒りを操っているものは凍えるほどの「孤独」だろう。
誰でも、自分の怒りをよくよく見つめてみれば気がつくはずだ。
怒りの奥には必ず「さみしい」って泣いてる小さな小さな子供がいるはず。
「さみしい。誰か助けて。誰でもいいからそばにいて」って震えて泣いてる小さな子供。
茜にとっては、その誰かが風太郎だったのかもしれない。
大切な母を失い、人間を信じられなくなった風太郎にとってはその誰かが「銭」だっただけなのかもしれない。哀しいことに。
銭を憎み、銭に復讐するつもりが、銭の力に依存してしまっているのが風太郎なのかもしれない。
緑は、ようやくそのことに気づき始めた。
と言うより、緑の中で泣いてる子供が、風太郎の中で泣いてる子供に否応なく共鳴しちゃったのかもしれない。
理不尽に親を失ったということでは、緑だって風太郎と同じなんだもの。
まして女性には一人の例外もなく母性が備わっている。
緑の中の母性が、風太郎の中の子供を抱きしめてあげたいと願ってもぜんぜん不思議じゃない。
憎むべき風太郎が、憎むべき者になった理由が、緑にとっては初めからあって当たり前だった「お金」なのだと思い知らされて、どんな思いで風太郎の故郷を歩いたんだろう。
どんな思いで、健蔵パパと向き合ってたのだろう。
車の中で泣いてた緑・・・・。
あのシーンもホントにせつなかった


決して思うようには生きられない人間のせつなさと哀しみが、しみじみと伝わってくる第7話でした。
今回もホントにいろんな事を感じさせられたし、考えさせられた。
ミジンコあたまがパンクしそう
健蔵パパや伊豆屋ファミリーのことも、思う所はたくさんあるけど、書ききれないのでパス(笑)



残すところあと2回ですね。
今日は予告動画が見られるのかな?
いつもなるべく見ないようにしてるんですが、やっぱり見たい!
岡田さんの脚本が面白すぎて、毎回想像を超えてくるので、銭ゲバが終わってしまったら、何を楽しみに生きていけばいいの?
って思っちゃう 

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ドラマ銭ゲバ」カテゴリの記事

コメント

ミジンコさん、おはようございます

7話、すごくすごく心にきました
6話で、ちょっと引いちゃった、浅はかなしんをお許しください

刑事さんは、つらいけど、その先に必ず光のみえる選択だから、しんは共感します。
つらいけどね、本当に・・・

しんは、茜ちゃんの死の理由をずっとぐるぐる考えて、頭が爆発しそうです

なんで、なんでなの茜ちゃん・・・
絶望?? 
だとしたら、何に?? 誰に??
死ぬことで、風太郎の心に入り込みたかったの??
復讐??
風太郎を本当の意味で愛していたら、この道は選ばないよね・・・

おだやかで、美しい、でもこれ以上ない悲しい顔をしていた茜を思うと、彼女の選んだ道をわかりたいと思うのです。

でも、人の心は複雑で、他人からは絶対に窺い知れない部分があるということなのでしょうか。
真実は、その人にしかわからないだろうし・・・

人を理解するなんて、ある意味、思い上がりなのかもしれませんね。
理解したいっていう気持ちは忘れず持っていたいですが・・・

銭ゲバは、視聴者の心の中で初めて完結する物語だって、ミムラさんがおっしゃっていましたね。
すごくよくわかります。
フィクションとわかっているのに、こんなに真剣に考えてしまうなんて、銭ゲバ、改めて、すごいドラマです!!!
ケンちゃんをはじめ、かかわるすべての方に、ありがとう
ながながと貴重なスペースごめんなさい

投稿: しん | 2009年3月 2日 (月) 10時14分

ミジンコさん、こんばんは^^
予告動画、どうなっちゃったんでしょうね^^;
松、元気かしら、と考えたら寝れなくなっちゃいましたよw
後2回。NHKにまで意地悪されてますが、私たちは録画もリアルも「銭ゲバ」ですよね

投稿: kiki | 2009年3月 2日 (月) 21時48分

ミジンコさんこんばんは
また深く考察してくださって、ありがとうございます。
文章にしていただいて、銭ゲバをグルグル考えられます。


「このドラマではケンちゃんの声のグラデーションの多様さにびっくりしながら、いちいち萌えてます。」
痺れまくりです。(*゚ー゚*)

銭ゲバはこれからどこを目指すのだろう?
あと2回、岡田さんの脚本やってくれますよね。w(゚o゚)w
普通の脚本って先が読めてそのとおりにストーリが進んで行くのだけれど、銭ゲバは先が読めません。すごく楽しみです。
本当に銭ゲバ終ってしまったら、何を楽しみに生きればいいんでしょ。角川文庫読みまくりですかね。んで、これ松ケンくんにぜひやってもらいたいとか考えたり?

投稿: かづ | 2009年3月 2日 (月) 22時38分

しんさん、おはようございます!
6話の味付けの濃さは、風太郎が真性銭ゲバになるための前振りだったようですね。
と、考えて納得しました(笑)
7話は私もきたよ・・・

しんさんの言う通り、茜ちゃんのほんとの気持ちなんて推し量れないですよね。でも、絶望や復讐ではないと思う。
むしろ、茜は「捧げる愛」の形として死を選んだのではないかと思って観てたのですが。風太郎がそれをどう受け止めたかはわかりませんが。
原作では「醜い自分がいなくなれば風太郎を苦しませなくてすむ」という理由でだったと記憶してます。
茜ちゃん、ほんとに穏やかで透き通るくらい綺麗な顔でしたね・・。
うう、思いだすとまた涙が・・

>人を理解するなんて、ある意味、思い上がりなのかもしれませんね。
理解したいっていう気持ちは忘れず持っていたいですが・・・

しんさんの気持ちが胸にしみます
そうだよね~。
人のことを「こうだ!」とか「こういう人だ」と決めつけるのは思い上がりかもしれないけど、理解したいと思うのは愛だと思います。
しんさんの子供さんは幸せだな~とふと思いましたよ

銭ゲバは深いね。
ほんと、フィクションだってわかってるのにあれこれいろんな事を真剣に考えてしまいますもん。
こんな深くて面白いドラマをリアルに見れてる幸せをかみしめたいです。
しんさんと一緒に「みんなありがとう!」って叫びます(笑)

しんさん、こんなところでよかったらいつでも思いのたけを吐き出してください。100人分くらいのスペース使ってもぜ~んぜんかまいませんから!(笑)

投稿: ミジンコ | 2009年3月 3日 (火) 05時54分

kikiさん、おはようございます!
ケンちゃんの健康のこと考えて眠れなくなるkikiさんてばなんてやさしいんでしょう!!
私なんてな~んにも考えないでぐっすり寝てましたよ

スタッフブログに動画は火曜日にHPにアップするって書いてありましたね。あ、今日だ!
見たいけど、見ない方がいいかな、でも見たいな。
まだ悩んでます(笑)

もちろん、リアルも録画も銭ゲバですよ!!
NHKのいじわるってなんですか?

投稿: ミジンコ | 2009年3月 3日 (火) 06時02分

かづさん、おはようございます!
こんなぐだぐだな文を読んで頂いてありがとうございます。
かづさんのグルグルがひどくなったのでは、と心配ですが
かづさんも、ケンちゃんの声に痺れてたんですね!
感電死しないようお気をつけて!
私はすでに感電しすぎで死にかけてますがヾ(´ε`*)ゝ エヘヘ

銭ゲバの脚本はすごいですよね!
毎回どこかしらで想像を超えてるのでワクワクします
ケンちゃんの演技と声のグラデーションで萌えられて、脚本の凄さにワクワクして、演出や音楽や照明やカメラワークにもグッときて、 細かな遊び心におーーっ!!と驚かされて、ほんと幸せ~
あと2回で終わるなんて寂し過ぎますよね~!
そっか、角川ケンちゃんがいたんだ!w
この役はケンちゃんで、って想像して楽しむんですね( ´艸`)キャ♪
それなら一生死ぬまで存分に楽しめそうですね(笑)

投稿: ミジンコ | 2009年3月 3日 (火) 06時15分

>お金のせいじゃなくて、愛のために死ぬ人間がいるってことを目の当たりにして、心が揺らいだのだろうか。

私はきっと心が揺らいだんだと想いたいです・・・
そして心が揺らいだ事にショックを受けていたんだと・・・

銭ゲバ、原作を読んでいても
来週の展開が読めないです。
それ程このドラマって凄いです。
と言うか凄いと言う一言では言い表せないです。

このドラマが始まったと同時に東京に出てきて
そしてこのドラマが終わると同時に東京を出なくてはならない。
まるでこのドラマがある間は夢をみさせて貰っている様な感覚にまでなってて。。。
後2回しか無いのかと思うと自分自身の気持ちにどう区切りを付けたら良いのか分からないよ。
永遠にこのドラマが続いて欲しい。
でもこれ以上風太郎に辛い想いをさせたく無い。
すっごいジレンマですヮ。

あっ昨日山手線ドコモケン列車に乗ったよ~。

投稿: かずみ | 2009年3月 3日 (火) 17時54分

かずみちゃん、こんばんは~!
銭ゲバは、ほんとに原作読んでてもあっさり超えていかれるからすごい!しか言えないよね。
ほんと、凄いという一言では現わせないと思う。
言葉がないです。

風太郎・・・
ずっと風太郎に寄り添っていたいし、でも、これ以上つらい思いをして欲しくないし、っていうかずみちゃんの気持ちがわかる気がする・・。
ドラマが終わっても何かの折には風太郎のことを思い出してしまうよね、きっと。

ここに書くようなことじゃないかもしれないけど、
時々、かずみちゃんがこのドラマの放映中だけ東京で一人暮らししてる理由って何かなあ・・って考えるよ。
偶然と言うにはあまりにも期間がはまり過ぎてて
かずみちゃんの人生にとって特別な意味があるのかもしれないなあ、って思うよ。
かずみちゃんがずっと探し続けてる「天職」みたいなものに気づけるような何かがあるのかもしれないなって。
今すぐにはわからなくても、ずっと考え続けてればきっと何か特別の理由があることに気がつくんじゃないかって。気がついたらそれは「天職」につながるものなんじゃないかって。
ミジンコが勝手に思ってることだけどね
おせっかいなおばばでごめん

それにしても東京はすごいDoCoMo松りになってるらしいね!!
山手線のドコモ電車って何!?
全部ケンちゃんだらけなの!?
都会はええのお・・・・(-゛-メ)
かずみちゃん、いっそそのまま居る?

投稿: ミジンコ | 2009年3月 3日 (火) 20時35分

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