オラ東京さ行って来ただ キャッツ鑑賞編
ミュージカル『キャッツ』を上演しているのは五反田の「キャッツシアター」です。
思いがけずこじんまりとした劇場でした。
入場前の夕暮れ時の画像なのでパッとしないけど
こんな感じ。
今は中学校の修学旅行なんかでミュージカル観たりしますが、
ミジンコは生まれて初めてのミュージカル。
まだ明かりのくっきり映えないネオンサインを見ただけでも
わくわくしてきたよ~
ロビーの壁一面、登場猫の写真が一人、いや一猫ずつ飾ってあります。
みんなカシャカシャ写メってたけど、
ミジンコのケータイこんな時にメモリー容量オーバーだ
キャッツグッズが買えるギフトショップ、資生堂パーラー製のキャッツフーズ?が買えるショップ、プログラムや写真集が買えるコーナーがあります。
限定とかアニバーサリーという謳い文句にめっぽう弱いミジンコ。
キャッツ25周年アニバーサリーキーホルダー
ってやつに目が釘付け。
かわい~
2500円・・・か・・・。ちっと高いな・・・。
でも!
いいよね。
たまには頑張った自分へのご褒美をあげても。
今しか手にはいらないんだもん。
それに、今回は宿も食事もぜ~んぶ会社持ちだしさあ。
心の中でさんざん言い訳しながら震える手で千円札を取り出した。
おい!
ミジンコ!
いつ、どこで、なにを頑張ったと言うんだ!?
そんな使いもしないで眺めてるだけのものにお金を払うのか!?
今なら間に合う!
やめておけ!!
心の中で天使と悪魔のバトルが始まった。
ミジンコの心の中で天使と悪魔が戦ったら、
そりゃあもう
悪魔が勝つに決まってるのさーーっ ( ̄▽ ̄)
なんたってクラウザーさんの信者ですもの。ほっほっほっ( ̄ー+ ̄)
そう言えば、ミジンコの地元では、
11月1日から21日まで、またまたクラウザーさんに会えるんだよ~
田舎もたまにはいいことあるよね~
などとクラウザーさんに想いを馳せてる場合ではなかった。
人ごみの中でTsan1号2号を見失ってしまった
上映時間が近づくにつれ人が増えてくる。
東京はどこもかしこも人だらけだよ
キャッツシアターの造りはなかなか凝っている。
座席が半円状に設置されてて、客席自体も舞台の一部のような感じ。
夜の路地裏ゴミ捨て場の雰囲気に造られてる。
人間が捨てたゴミと思われるでかいポットやズックやわけわからない物などが背景だ。
ストーリーは、キャッツで検索して公式HPでご覧下さいませ。(徹底して他人任せ)
と、思ったが、プログラムにあったのでそのまま記しておこう。
満月が青白く輝く夜、街の片隅のゴミ捨て場。
たくさんのジェリクルキャッツが、
年に一度開かれる”ジェリクル舞踏会”に
参加するために集まってきます。
人間に飼い馴らされることを拒否して、
逆境に負けずしたたかに生き抜き、
自らの人生を謳歌する強靭な思想と
無限の個性、行動力を持つ猫
それがジェリクルキャッツ。
そして今宵は、
長老猫が最も純粋なジェリクルキャッツを選ぶ
特別な舞踏会。
再生を許され、新しいジェリクルの命を得るのは誰か。
夜を徹して歌い踊る猫たち。
やがて夜明けが近づき、
ナイフで切ってしまえそうな静寂に向かって、
天上に上り、新しい人生を生きることを許される
ただ一匹の猫の名前が、宣言されます。
その猫とは・・・・・・。
ミジンコたちの席はS席。舞台がすぐ目の前だよ~
場内が暗くなり、いきなり目の前の舞台がゆっくり回転を始める。
なんと、舞台の向こうの客席も一緒に回ってくっついてきた!
おお!
これが噂の回転席か~。
と感心しながらも、ちっ!舞台が遠くなっちまったじゃねえか!
悪態垂れるミジンコであった
すぐに暗闇の中で何かがうごめく。猫のシルエットだ!
あっちからこっちから猫が集まってくる。
いつのまに客席にいたのか、客席からもするするピョ~ンと猫が舞台に飛び乗る。
二階席からもするするはしごを伝い下りてするっと舞台に躍り出る。
ほおお~~!
と、思ってる間に唄が始まったさ~
ところで、
正直に言おう。
キャッツの上演時間は長い。前半と後半の間に30分の休憩があるくらい長い。
前日の睡眠時間2時間のミジンコは前半の中盤は眠気との戦いであった
面白くないわけではない。
ないのだが、すっかりのめり込むと言うほどでもない。
どことなくコスプレショーでも見ている気分である。←キャッツ関係者の皆様、ごめんなさい
ダンスはともかく歌が・・・。
ミジンコの期待が大きすぎたせいだろうか・・・。
再び、つつつ・・・とテンションが下がり始めたミジンコであった。
と・こ・ろ・が!
後半は全然違った!
おんなじ猫が歌ってるのに、おんなじ歌を歌ってるのに、
思い切り引き込まれた!
30分の幕間に気合いを入れ直したのか?
と思えるほど、歌もダンスも気がこもってる!
それぞれキャラがたってる24匹の猫たちが繰り広げるそれぞれの物語。
客席のあちこちに降りて来てはまたするっと戻って行く猫たちのシルエットは
まさに猫そのもの。
どんどんジェリクルキャッツの世界に引き込まれ、
自分も同じ世界に生きているかのようだ。
そして、クライマックス。
醜く年老いた娼婦猫グリザべラ。
誰からも見向きもされず孤独なグリザべラ。
グリザべラが来ると、みんな彼女から遠ざかる。
誰からも話しかけられず嫌われ者のグリザベラ。
そのグリザべラが歌い上げる「メモリー」
お願い
わたしにさわって
わたしを抱いて
グリザべラの孤独な魂の痛みが胸に響いて沁み込んで、ついに涙腺決壊
何度も聴いてよく知ってるはずの歌なのに、
初めて聴くような新鮮な感動がありました。
ラスト
長い名前の長老猫の歌はもう少し迫力が欲しいと思ったが(スミマセンッ)
数回のアンコールもすっごい楽しかったよ~
ミジンコはラム・タム・タガーという、つっぱり猫に惚れてしまった。ぽ
惚れてしまったので、
全然買う気のなかったプログラムまで買ってしまった
まさかこんなにキャッツシアターに貢ことになるとは夢にも思ってなかったよ・・・・・ヾ(_ _*)
こうしてミジンコ生まれて初めてのミュージカル鑑賞は幕を閉じました。
やっぱり、来て良かった~
さあ!
次はホテルで豪華ディナーバイキングだよ~~
るんるん気分でバスに戻って何気なくケータイのメールチェック。
おや?
カメちゃんからメールが来てる。
何事かしら?
なになに?
「ケンちゃん今、渋谷~~~」
え?
ケンちゃん、今、渋谷?
渋谷~~~っ
ってすぐそこじゃん
ちょっと~~~
バス停めて~~~~~っ
と騒ぐ前に時刻をチェック。
メールの時刻は50分前。
舞台挨拶に現われたというなら、すでにそこにはいないはず。
今から渋谷を目指しても、とうていケンちゃんに会えるはずがない。
やめとこ。
いつもはやたらパニくりやすいミジンコなのに、
こんな時にはどこまでも冷静であった。
だって、
豪華ディナーバイキング、食いっぱぐれたくないんだも~ん(* ̄ー ̄*)
そう。
ケンより豚バラ。
ケンよりバイキング。
それが、腹の虫の怨念なのだった・・・・・・・ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ
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