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西の魔女が死んだ

松山くんの話題ではありません。

と、前もっておことわりしときます 



先日M子と一緒に映画「西の魔女が死んだ」を観て来ました。
妹2のグリ子から
「薔薇のそばににんにく植えると虫がつかないし香りも良くなるんだって!」
「ちょっとターシャ・テューダーの庭みたいでイイ感じだよ」
くらいのことは聞いてたんですが、それ以外は全く予備知識なく、
ミジンコの大好きな女優、シャーリー・マクレーンの娘さんがおばあちゃんの役で出てるって言うので、それだけが楽しみで観に行きました。
以下、大量のネタばれ含みますので、読みたくない方はスルーして下さい。






綺麗な映画でしたねえ。
さまざまなハーブやバラが咲き乱れるおばあちゃんの庭。
裏山に広がる野苺のじゅうたん。
庭の片隅で作る野苺のジャム。
カントリー風なおうちの中の調度品や可愛い花柄の食器。
庭で摘んだハーブを浮かべた紅茶。
風の匂いや光の色が感じられるようなテーブルでのティータイム。

どれもこれもミジンコやM子のつぼでした。


主人公のまいちゃんは中学1年生。去年まではクラスのみんなとすごくうまくやっていけてたのに、中学生になって自分らしく生きることにこだわったら、クラスメートからはじかれてしまったようです。(セクロボのニコちゃんを思い出しました。って結局松がらみになるか・笑)
おとうさんは単身赴任で家にいません。おかあさんも働いていて忙しそうです。
学校へ行かないことを選んだまいちゃんは、おかあさんの実家であるおばあちゃんの家で暮らすことになりました。おかあさん役はりょうさんです。
緑に囲まれた一軒家。イングリッシュカントリー風の可愛いおうちです。
おうちの中も、何もかもが可愛いです。

おばあちゃんはイギリスから海を渡って日本に来て中学校の英語の先生をしていました。
そこで理科の先生をしていたおじいちゃんと恋をして結婚したのです。
石を愛して集めていたおじいちゃんは、もう亡くなっています。
そんなおじいちゃんの思い出をいっぱい抱えながら、おばあちゃんは一人で暮らしています。
はじめはぎこちないまいちゃんです。
おかあさんも、自分の母親であるおばあちゃんとなにもかもしっくりいってるわけではなさそうです。
近所には変なおじさんが住んでます。まいちゃんは初対面でこのおじさんに「怖い人」という印象を持ってしまいます。キム兄がいい味出してます。


プロローグだけでもかなり引き込まれましたが、
「おばあちゃんが魔女の血をひいてる」と知ったまいちゃんが「魔女」を目指して修行を始めるあたりから物語の本当の扉が開きます。
この扉は、まいちゃんの心の扉とリンクしてるんですね。

おばあちゃんがまいちゃんに課した修行は、特別なことではありませんでした。
朝早く起きてきちんとご飯を食べて規則正しい生活をすること。
それだけです。
でも、絶対に忘れてはならない魔女のおきてがありました。
「すべてのことを自分で決める」
ということです。
中学生のまいちゃんに、このおきてはかなり難しいと思います。
大人だって「すべてを自分で決める」ことのできる人ー正確には「すべてを自分で決めているって事を自覚してる人」なんてほとんどいません。
「自分で決める」ってことは、「真の自立」ってことです。
「あの人のせい」「学校のせい」「両親のせい」「会社のせい」「政治のせい」「社会のせい」「マスコミのせい」「運命のせい」「性格のせい」「占いのせい」
「・・・・のせいでこんな思いをしてる」
って感じないで過ごしてる人は、皆無といってもいいんじゃないでしょうか。

だから、おばあちゃんだって、まいちゃんがすぐにおきての意味をすべて理解してくれると思ったわけではないでしょう。
でも、まいちゃんは、自覚はなかったかもしれないけど、そんなおばあちゃんに真摯に応えようとしたし、おばあちゃんは、まいちゃんの魂の成長を絶対的に信じています。
中学生の年頃にこんな大人がそばに居てこんな風におきてを教えてもらえたら、それはかなり幸せなことだと思います。

そんな魔女であるおばあちゃんは、まいちゃんの何もかもをすべて受け入れてくれます。
魂の話。
生きる事、死ぬことの意味。
まいちゃんは、おばあちゃんからたくさんのことを学びます。


まいちゃんの何もかもを受け入れてくれるおばあちゃんでしたが、ただ一度だけ、まいちゃんのほっぺに手をあげる事件が起こります。
そして間もなく、まいちゃんは仕事を辞めたおかあさんと、おとうさんと3人で暮らすために、おばあちゃんの家を離れます。
ぎくしゃくした二人のままで。





最後の方、涙が止まりませんでした。
大切な人ときちんと向き合って言葉を交わさないまま永遠の別れをしなければならなかったという経験を持ってる人は、ほんとに号泣してしまうと思います。
ミジンコも映画館じゃなかったら大変なことになってたかもしれないです。


でも、魔女がまいちゃんに教えてくれた「魂の秘密」がありました。
人間の本質は「魂」なのだ、と。
人が死ぬということは、「魂」がそれまで着ていた服を脱いで裸になることなのだ、と。
死ぬということは「魂」が自由になることなのだ、と。
自分が死んだ時には必ずまいちゃんに教えに来るから、と。
そして、まいちゃんはその証拠を見つけます。
最後、まいちゃんの笑顔がまぶしいです。



観終わった後、ちょっとしんみり、でもさわやかな気持ちになれました。
おばあちゃんが「魂」の話をするあたり、少し説教的な感じで、脚本なんとかならなかったのかいな、って思っちゃったし、テーマがこなしきれてないという印象は残りましたが、素敵な映画であることは間違いないです。
DVDが出たら、もう一回じっくり観たいです。


原作があるんですね。
100万部以上売れてるベストセラーだそうです。
是非読んでみたい。


おばあちゃん役のサチ・パーカーさん、素敵な人ですね。
シャーリー・マクレーンが大好きで、シャーリーの本を読んだ時にサチさんの名前の由来にビックリしたことがあるので、ご本人の演技が観れて嬉しかった!
ミジンコと同じ年なのにもビックリした(笑)

りょうさんもやっぱりいつ見ても素敵。
まいちゃん役の女の子も、わりと地味めなお顔なんですが笑うとパアッと華やかになる不思議な魅力は蒼井優ちゃんに似てますね。
キム兄がまた、こんな役ぴったりです(笑)


というわけで、

☆四つですう~。

って、別に映画レビューするつもりじゃなかったんですけどね(笑)




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コメント

「西の魔女が死んだ」観てこられたんですねぇ!
この本、読んでみようと借りてきて今、お京の机の上にあってびっくりです。

この本は、かなり前に娘が読んでいて「いいよ~」と言ってたのと映画化なったということで借りて来て、
まだ読んでいませんがすぐに読めそうな感じの本ですよ。


>おばあちゃんがまいちゃんに課した修行は、特別なことではありませんでした。
 朝早く起きてきちんとご飯を食べて規則正しい生活をすること。

これを読んで「不良少年の夢」の「3食一緒に食べる事」というのを思い出しました。
(お京も「結局松かい!」です

投稿: お京 | 2008年9月21日 (日) 07時13分

おはようございます^^
☆4つですか^^DVDになったら観てみようかな^^
本読まれたら、感想をお願います。
わたしは積読の日々ですが^^

投稿: kiki | 2008年9月21日 (日) 09時00分

 こんちは。ひろみさんのファイナルなのに、お留守番組です。

 「西の魔女が死んだ」の原作、読みましたよ。私は、まず原作・・の方が多いかもです。

 ・・にしても、津軽弁には毎回大笑いです。

 気候が違うと口の開き方が違うそうです。それに、西九州では案外濁音が少ないような気がします。

 中島 → なかしま (お~い、なかじまにならない)

 九州弁・・穴がほげた → 穴があいた
      うっかんげた → こわれた

 でも!名詞は変わんないです~~(笑)。これが思いっきり南の島々になると、また大陸の音が被ってきますよ。  

投稿: mocha | 2008年9月21日 (日) 12時01分

>お京さんへ

またしてもシンクロしちゃった!?ひえ~~っ!
本、読んだら感想聞かせてね。
映画はほんと、心が洗われる美しい映像でしたよ~。

そうそう!
「不良少年の夢」でもそうだったね。
映画館で思い出してなんかニマッとしちゃったよ。暗くて良かった(笑)
どうすれば松から離れられるんだ~!


>kikiさんへ
映画館で観る機会があったらぜひ映画館で見た方がいいですよ~。
綺麗な景色や静けさの中の鳥の声などがDVDになると魅力半減なのは「神童」で体験済みだから(笑)
本はねえ・・・本は私も積んどく派


>mochaさんへ

ひろみさんのファイナルは今日でしたね。
おお!あと30分ではじまるよ!
わやわやしてるmochaさんが目に見えるようです。
って、私もわやわやしてきたけど(笑)

津軽弁がこんなに脚光を浴びることはこの先ないでしょうから、
今のうちに便乗してお祭り開催中です(笑)
楽しんでください。
佐賀の有田に友人がいて電話で話す事あるんですが、
そっちの方言も好きです。
西九州は濁らないんだ~!
そう言えば「やまさき」さんだったりしますね。
大陸の音が被るーー。そっちも字幕が必要ですねww

書いてるうちにあと10分切りました!


投稿: ミジンコ | 2008年9月21日 (日) 17時19分

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