銀色のシーズン
暑いので(笑)
ダニーが借りてきてくれた「銀色のシーズン」観ました。
あらすじ
寂れた町営スキー場でやりたい放題の日々を過ごしている"雪猿"たち、
城山銀(瑛太)、小鳩祐治(玉山鉄二)、神沼次郎(青木崇高)の3人組は、
賭けスキーやスキーの当たり屋などをして周囲の人々に迷惑ばかりかけていた。
そんなある日、彼らの前にスキーがまったくできないという綾瀬七海(田中麗奈)が現れる。(シネマトゥデイより)
真っ青な空に真っ白な雪山が、すごくきれい!
オープニングのスキーシーンのスピード感に引きずられて最後まで楽しく観ました
突っ込みどころはいっぱいたくさんあるよ(笑)
ストーリーもどっかで観たぞ、的だし。
でも、最初のスキーシーンから繋がるスキー場のシーンで
「あ、この映画はまぎれもなくつくりものなのね」
って納得してしまえるから、あとはそれなりに楽しめた。
とりあえず、映像の迫力や、スキーシーンのかっこよさや、ロマンティックな氷の教会や、
美しい景色や、田中麗奈ちゃんの可愛さや、瑛太くんや玉山鉄二くんや青木崇高くんの熱演っぷりなんかを存分に堪能いたしましょう。
キャストはみんな素晴らしかった。
瑛太くんの顔の骨太感(笑・イメージだよイメージ)が体育会系主人公にピッタリ。
ただ瑛太くんならもっと人物像を深く掘り下げた演技ができるでしょうから、ちょっともったいなかったかな~。も少し主人公に寄り添った脚本でも良かったかな。
そして、登場人物のそれぞれにもっと深みがあれば、かなりグッと感動できたかなあ、と思うんですけどね。
現実に致命的な大怪我を克服したスキーヤーの物語を知ってるから、
「銀色のシーズン」のストーリー自体がすごく薄っぺらい感じを受けちゃったんですね。。
ミジンコは前にも書きましたが、運動神経皆無なので、スポーツはやらない、観てるだけ~の人なんですが、観るのは大好き
そんなミジンコがとても感動した金子祐介さんという若いスキーヤーがいます。
金子さんのことを知らない人はここから
映画は所詮作り物ではあるわけなんですが、その中にもはずせないリアリティってのはあるんじゃないかと思います。そこを押さえてあるかどうかでその映画のオーラみたいなものが決まっちゃう気がします。
どんなに奇想天外な物語でもそれぞれのはずせないリアリティが押さえてあれば、観客はすぐにその世界に引き込まれるわけだし。
この映画の場合はやはり主人公の心の傷が、そのはずせないリアリティだったんじゃないかと。
主人公の心の傷に寄り添う流れがどうしても必要だった気がします。
金子さんの復帰までの道のりを聞いたことがあるだけに、そんな印象を強く持ちました。
それがなかった(薄かった?)ために、物語自体が散漫な印象になってしまったような気がします。
カメラワークや役者さんの演技が良かっただけに、そこがちょっと残念でした。
ミジンコは松ケンのファンになるまで、あまり邦画って観なかったんですけど、
邦画も面白いですよね
ただ、
何本も観てるうちに思ったんだけど、脇役の役者さんがいつもおんなじで・・・。
みなさん上手いし、それぞれ良い味だしてるんだけど、
どんなに美味しいにんじんグラッセでもしょっちゅう食べてるとうんざり・・・みたいな
もっと未知の味も楽しみたい。
映画ファンはわがままなのだ
な~んか、にわか評論家みたいなこと書いちゃいましたが、
「銀色のシーズン」
かなり楽しめますよ
暑くて死にそう~~~~ってなってる日にどうぞ
美しい雪山の景色とスキーシーンの雪けむりで涼んで下さいね~
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